コードバンのクリーニング
最終更新: 2020年7月19日
靴磨きの醍醐味=コードバンの靴磨き
と捉える方も多いかと思います。
実際に手入れをすると牛革素材と違って靴磨きが難しく、シミにもなりやすい何とも取り扱いが難しい部類に入る素材だと思います。
しかしうまく磨き上げた時のピカピカが高揚感につながり、「靴磨きってやっぱり楽しい」と思わせてくれる素材。
そんな気まぐれで魔性を秘めた革素材。
それがコードバンであると思います。
弊社の『靴宅便』でもかなりご依頼が多い素材です。
その中でも最近ご依頼いただいたAldenのコードバン靴をご紹介。
届いた靴がこちら!

マニアも唸るAldenのレアカラーコードバンです。
ご依頼内容は、ハイエンドポリッシュ + シミ抜き + 床面研ぎ
でございます。
雨に打たれたシミになった部分は、同じように水と洗剤を使って洗ってあげることでしかシミは抜けません。さらにただ洗うだけでも方法というかコツがあり、シミの抜け具合の経過を何日かに分けて見ていかなければなりません。
3日ほど時間をかけて洗いと乾燥経過を繰り返しました。
その結果のBefore & After がこちら。




After の写真は本当は洗った直後の状態が良かったのですが、動画以外は取り忘れてしまいました。つまりAfter は磨きあげた後の写真となりますが何卒ご容赦くださいませ。
しかし、とにもかくシミ抜きに何とか成功させることが出来ました。
Before & After の細かな経過は動画を撮っておりますので、その経過は次回のブログに持ち越したいと思います。
では、今回のブログでお伝えしたかったこと。
コードバンは洗えます!
コードバンは洗えない素材、洗うと縮む、型崩れを起こす、などの一部の噂があるようですが、決してそんなことはありません。
前述したように、ただ濡らして洗えばよいというわけではなく、洗い方に気を付ければそんな問題は起こりません。
