ネットやブログ上ではなかなか職人の顔が見れないか思いますので、こうした形で少しずつご紹介していきたいと思います。
まずは、代表の菊池です。
経営全般に携わっておりますが、現場で他の職人と同じように汗を流し、せっせと靴を磨いております。
靴磨きや靴修理の最終仕上がりの監督もしております。
一現場の職人としての得意技は当店自慢のである「ハイエンドポリッシュ」です。
上の画像のように、トウキャップ全体をピカピカに光らせることはせず、上品なグラデーションに仕上げることを美徳としています。
もちろんつま先全部をピカピカにというリクエストにお応えすることの可能です。
しかし、あまり近視眼的にならず、あくまで対面する目の前の人からどう見られるかという視点を忘れないよう心掛けています。
少し細かい話になりますが、グラデーションWAXをしたつま先を間近で見ると、ピカピカに光っている部分と、そこからスーッと光が抜けていく境界線のようなものがうっすらと存在します。
そのうっすらとした境目のぼやけた部分を「やり残し」という悪い意味で捉えるか、遠目から客観視した時の技の妙として良い「味」と捉えるか。
私は後者の推奨人であり、その磨き方を良きものとして世に広めていきたいと考えています。
そのために、この技に名前を付けていきたいとも考えています。
例えば「砂流」とか「流星」とか、何か流れていく美しい様を日本語で表現出来ればと思っています。
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